エスコートランナー
中高年夫婦の家事分担とリフォーム
家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。
今日は、定年後のリフォームを夫婦の家事分担から考えて見ます。
私は先日、晴れて60歳になりました。
生協カードにシルバーマークを貼ってもらい、
木曜日は5%引きになり、うふふです。
でも、二十歳の頃、
自分が還暦を迎えるなんて夢にも思っていませんでした。
そして、定年の時期を迎えることも、
夢のまた夢でした。
私と同年輩の方々は、皆さん同じ気分だと思います。
ご主人が第二の人生に入られて、
『朝は同じように出勤するの』という方もおられれば、
『うーん、ずっと一緒』という方もおられるでしょう。
ただ、出勤されるご主人も、
土日は家にいるようになった。という方は、
多いのではないでしょうか?
セミナーでこのような話をすると決まって出てくるお話が、
【妻の負担感】です。
ご主人が家におられる時間が長くなった時、
普段の家事にご主人の世話が入るからです。
この【妻の負担感】は、
愛情がないからではありません。
単純に奥様の負担が増え、
ご自分の時間がなくなるからです。
【感】ではなく、現実です。
このため、定年まではうまく行っていたのに…
と言われる奥様も多いのです。
そこで、私はいつもお話しします。
『家事を奥様の領域と思わず、分担されたらいかがでしょうか』
長年、妻の領域であったものを、
夫に渡すには、工夫と発想の転換及び見ないふりが必要ですが。
退職金などを利用して、
大型リフォームをされる年代ですが、
その時が家事分担を開始する良い時期と思います。
『掃除機をかけるのは、あなたの方が上手ね。
どこに仕舞うと使いやすいと思う?』
ご主人に下駄を預けることも良いでしょう。
『拭き掃除は、男性がすると力があるから綺麗になるわ!
バケツを使いやすくするには、どうしたらいい?』
『私がいなくても楽なように、食洗機をいれる?』
『洗濯物を干す場所は、あなたの背丈に合わせるわね』
あら、全部ご主人でできそうです。
いえいえ、美味しいものは奥様の手作りで。
定年後のリフォームは、
新しい夫婦関係を築く良い機会と考えましょう。
エスコートランナー役の中野でした。