エスコートランナー
大切にしたいこと
家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。
北海道は地震から2週間が過ぎ、
見事な持ち直しを見せています。
それも、
肩を張らず、
温かく
みんなで肩を組み
笑顔で
という感じでしょうか。
空気は秋ですが
柔らかさのある秋の空気です。
私は今回の地震で
一番感じたことは、
北海道の人の温かさでした。
地震の朝、
自分のマンショの方々から
大丈夫ですか？
の言葉をどれほど
かけて頂いたことか。
私から声をかけようと思っているのに、
ほんのちょっと
周りの奥様やご主人たちの方が
声かけが早いのです。
日頃が出るのだなあと、
大反省でした。
コンビニに並んでも、
後ろの奥様が
優しく話しかけて下さいます。
その声に
心が和らぎました。
先日、
ご相談を受けてお邪魔したアパートの
大家さんもそうでした。
そちらは今時珍しく、
管理会社を使わずに
大家さんご夫婦で
アパートの管理全般をされています。
築年数は
30年を過ぎていますが
まめにお手入れをされているので、
外壁モルタルにヒビさえありません。
その大家さんご夫婦は
地震の朝、
何よりも入居者の方々を心配し、
各部屋にお声をかけて回った後、
ほとんどの時間を管理人室で
過ごされたそうです。
お話をお聞きすると
そのアパートは、
いつも満杯だそうです。
転勤で出られた方も、
戻って来られるそうです。
大家さんは、
内装なども工夫されて
お洒落な空間を作られているので、
そのせいで
満室が続くと仰っておられましたが、
私は違うなあ
と思いました。
建物に手をかけるだけでなく、
いつも綺麗に大家さん自身が掃除をし、
入居されておられる方を
見守り、
少しでも
心地よく住んで欲しいと思われる心が、
入居者に伝わっているのだと
思いました。
昔から
大家と店子は親子同然、
と言いますが、
その言葉がまだ生きていると
感じました。
あの地震は
正直、恐怖を伴いました。
その時、
大家さんが、
大丈夫ですか？
お怪我はないですか？
と声をかけてくれたら
どれほど、
心強いか
わかりません。
人間は
人との間で
生きるのだと、
再認識をした地震でもありました。
何かの時に
大丈夫ですか？
と言い合えるコミュニティ、
つくりたいと思いました。
エスコートランナー役の中野でした。
