エスコートランナー
歳月の中で、今更ですが！
家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。
私は、ただ今63歳なのですが、
近頃とみに、
年齢を意識しなくなりました。
なぜかと言うと、
多分ですが、
自分の中に変化を感じるからだと、
思うのです。
例えば、
私は、
家の中の自分の居場所に無頓着でした。
共働き歴40年で、
忙しなく生きてきて、
家計簿をつけるのも、
本を読むのも、文章を書くのも、
どこでもよくて、
片隅があれば良かったのです。
でも、
ひょんな事から、
今年、
自分のコーナーを
居間に作ることにしました。
そしたら、
とってもワクワクして、
色々考え、
歩いて、
とてもお気に入りの
デスクと棚を買いました。
すると、
今度はどんなスタンドを買おうかな？
とか、
棚に置く雑貨は何色にしよう？
なんて、
頭の中で画像がクルクルします。
そうしたら、
不思議なことに、
居間全体のことに
目がいくようになりました。
なんと言うのでしょうか、
家に気が回るようになったのです。
かといって、
家の中が急に綺麗になるとか、
キッチンに洗い物がなくなるとか、
そう言うことではなくて、
この家は、
私の居場所。と、
意識できたのです。
え？中野さんちって、
上手くいってなかったの？
いえいえ、
仲の良い家族ですよ。
上手く言えませんが、
やっと自分らしく生きることが
できるようになった感じなのです。
新しく買った机は、
本州の工房が作ったもので、
細い鋼製の足、
薄めの木製板で出来ているシンプルなものです。
私の家の居間には、
結構存在感のある家具が置いてあり、
そのくらいシンプルなものの方が、
かえって、
バラバラにならない気がしました。
椅子は、家にあったものを
使います。
高さも色もぴったりでした。
家って、
不思議なものですね。
たとえ一人で住んでいても、
家に自分の気が回らない時は、
自分が自分でない時なのかも
知れません。
そんなこと、
今の今まで考えても見ませんでした。
きっと、
私がそう気がつくのには、
63年の歳月が必要だったのでしょう。
人生って、
面白い。
面白すぎて、
やめられない！
と、
今日もルンルンしつつ、
まじめに仕事をしています。
エスコートランナー役の中野でした。
