エスコートランナー
ゲンダイに学ぶ
家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。
3月の初め、
私は小樽の石蔵を利活用している事例見学に行きました。
その一つが
【石と鉄】
レストランと簡易宿泊施設が
併設されていました。
シェフ兼オーナーは
オーストラリアにワーキングホリデーで
留学されていた方でした。
お料理も美味しく、
ステキなレストランでしたが、
何より驚いたのは、
二階の宿泊施設が
男女共用の作りになっていたことです。
もちろん、
お隣のベットとの間には
仕切りがありますが、
入り口というか、
足元側はカーテンです。
思わず、
『男女共用ですか?!』
と、大声を上げてしまいました。
説明によると
海外はみんな男女共用の部屋が多いのだそうです。
へえええ!
おばさん、びっくり!でした。
そして今日、
4月に視察に行く尾道をネットで調べていたら、
古民家を利活用している宿泊施設を
見つけました。
あなごのねぐら
という名前でした。
ホームページを見てみると、
やはり、男女共用の部屋で
こちらは二段ベッドでした。
尾道は、
ただ今観光地として売れっ子です。
ネット上には、
古い家を利用したカフェが
たくさん載っていて、
高校女子カフェツアー!
なんていうのもありました。
想像以上に、人気の観光地のようです。
それにしても、
私の感覚では
男女共用部屋はびっくりでしたが、
世界では普通のことなんですね。
その分宿泊費が安く、
世界をたくさん回りたい若者には、
嬉しい仕組みのようです。
つくづく、
時代は動いているのだなあ
と、思いました。
たまに、
いつもの自分の行動パターンから、
外れて動いてみると、
知らない世界が開けて
楽しくなります。
小樽も尾道も
古い建物が上手に利活用され、
その古さを楽しんでいるのが
若者。というのも、
面白いと思います。
古さに新しさを感じるのでしょうか。
若者が古さの中に
新しさを見つけ
旧若者が
新しい発想に楽しさを感じる。
そこに
マチづくりや空間づくりの
ヒントがあるような気がしています。
もうすぐ4月、
新しい一歩を進める季節になったようです。
エスコートランナー役の中野でした。