エスコートランナー

家の看取り?

家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。

実は、
ただ今実家の取り壊し中なのです。

うちの実家は、
3世帯所有権別の集合住宅扱い、

と言う
中々厄介な物件で、

取り壊しが本格化するまでに、
あーだのコーダの

結構あったのですが、
その渦中にいる私は、

次女で、
実家の所有権はなく、

はて、
なんで私が渦中なの?だったのですが、

実際に取り壊しが始まると、
なんとなく、

その意味が
わかってきた気がしています。

その家は、
一階が実家で、

二階が二つに分かれ、
姉と父の妹である叔母が住んでいました。

姉は早くにマンションに移り、
父は14年前、

叔母は2年前に亡くなり、
母はホームに入って3年、

亡くなった叔母も長く入院していたので、
実家は3年間空き家でした。

まだ空き家歴は短い方ですが、
雨漏りがひどくなり、

日ごとに、
家の傷み方はひどくなっていました。

実家の横に
父が作った会社があり、

今は夫が社長です。
そんな関係から、

私が維持管理を
することになっていたのですが、

私は実家を壊す決断がつかないまま、
ウジウジしていました。

そんな私の背中を押してくれたのが、
家ねっとのお仲間、柴山さんでした。

夫が「会社で実家の土地を購入しようか?」
と言ってくれたのに、

私が、
それこそ、

あーだのコーダの
言っていた時期でした。

こういう時、
冷静で親身になってくれるプロほど、

頼もしいものはありません。

まあそれで、
ことはトントンと運んだのですが、

取り壊しが本格化するに従い、
私の心はざわざわし始めました。

なんだろう
このざわざわ感。

母はまだ元気だし、
この実家で私が暮らした時間は少ないし。

なのに、
心がとんがってきます。

そして、
気がついたのです。

あ、これは、
この家を建てた父への想いなのだと。

私は、
母親っこで、

あまり父親とは小さい時から
強いつながりはなかったと

思っていました。
もちろん、

好きでしたよ。
でも、

こんなに父のことが
大事だったのかと。

おまけに、
実家の二階に住んでいた叔母も

私にとっては
とても大切な人で、

だから、
機械で実家が壊される様を見るのは、

耐えられなかったのですね。

本当に想定外の
自分の心でした。

それでも、
自分の心が分かると

少し気持ちが軽くなりました。
だって、

私は結婚しても、
ずっと実家の近くで過ごし、

会社は夫が引き継ぎ、
頑張ってくれています。

きっと父親は
嬉しかったと思います。

大きな実家の取り壊しは
中々終わらず、

私は理由をつけては
会社に行かず、

その姿を見ないようにしてしまいますが、
最後は看取ろうと思います。

父も叔母も看取りましたから。
全てを看取るのが私の役目だと

気がついたので。

次回のセミナーは
実家の取り壊しについてお話ししようと

思います。
その時までには気持ちも整理され、

良いお話ができると思います。
乞うご期待!

エスコートランナー役の中野でした。

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