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古くてちっこいけれど、あずましい我が家
こんにちは。暑いのが苦手な広報担当の工藤です。
わたしの仕事のベースは、グラフイックデザインです。
デザインオフイスを開いてから40数年が経ち、
事務所は何回か引っ越し、現在は自宅です。
仕事ではこれまでにいろいろな方と出会い、
今も、楽しいお付き合いが続いている方たちがいます。
オホーツク方面にお住まいのIさんもその一人で、
広大な敷地に御殿のような住宅を建てて暮らしています。
Iさんは仕事柄、全国にネットワークがあり、
リタイア後も、訪問者は有名無名を問わず後を絶たないとのこと。
ご夫婦で若い頃から、将来の自宅建設のためにと、お気に入りの建築資材や調度品を
集めておいたというエピソードには感心させられました。
わたしがIさん宅方面に所用で行くたびに、ご自宅やIさんが建てたアトリエで
おもてなしを受けており、Iさんは、リタイア後も事務所に寄ってくれました。
が、ですネ、自宅に事務所を移してからは、札幌ではお会いしていません。
Iさんご夫婦は、我が家の近くに住んでいるお子さん宅を
よく訪れていると聞いているのに。
なぜなら、わたしが「Iさん宅は御殿のようで、それに比べるとうちは小屋のよう…」
と、ウジウジ思い新事務所にお誘いしなかったからです。
最近、Iさんと交流のある大学の恩師にこのウジウジ感を正直に打ち明けました。
「そうゆうことは関係ありません。関係ありませんョ」
先生は、とても優しく、でも力強い声で即答されました。
近々、先生と一緒にIさん宅でおもてなしを
受けることになりました。
Iさんがこちらにいらした時は。
古くて狭いけれどお気に入りの事務所で、
楽しいおしゃべりをしようと思います。
あずましいっしょ。