その他
前向きな言葉
<不動産売買担当の柴山です>
前回の工藤洋子さんのブログにあった「言葉の持つ力」について、私も書いてみたいと思う。
私は44歳の夏に救急車で運ばれて13時間に及ぶ手術を受けて、
奇跡的に一命をとりとめたという経験がある。
その後、たて続けに再発があり、さらに2回も大きな手術をした。
ただ茫然と生きて、淡々と仕事をしているだけの生活が続いていた。
仕事もほとんどがデスクワーク。
そして私が52歳になったある夏の日、衝撃的な出会いが訪れた。
その方は道外から土地を見に来たお客さまであった。
将来的に北海道に移住したいので、
今のうちに広い土地を買いたいという明確な目標を持った方だった。
希望通りの土地を手に入れるまでは、
「強い意思と情熱を持ち続けて努力する」とその方は言った。
その何気ない一言は私を奮い立たせた。
必ずこのお客さまのために、この仕事を成就させようと心に誓った。
その方が希望通りの土地を手に入れるまで3年の年月がかかったが、
その3年間で私はとても前向きに生きる自分を取り戻していたのだ。
あれからもう15年が過ぎたけれど、私はますます前向きに生きている。
人の運命を一変させるような力が言葉にはある。
そして、言葉は人を幸せにすることができる。
こんな時代だからこそ、
前向きな言葉、明るい言葉を使って生活していきたい。