家ねっとBlog
日本家屋の意味・・・・2021.06.07
今日の担当は、エスコートランナーの山谷恵美子です。
「住まいが精神を錬磨する 察する心を育む日本家屋」
昨年から日本の歴史を学び始めた。
日本人の心は日本の家屋、 その住まい方からもたらされていると知る。
例えば土間。
今は玄関がありすぐお部屋へとなるが、 昔は土間が有った。
近所の人との話もそこで済ませた。
母の実家だった本家にも大きな土間があり、 部屋へ入るには一段高くなっていた。
縁側と同じで 自然と他人との結界ができ、
外と内、ゆるいかかわり方で 共感性、共感力を育む。
親しい人(親子、兄弟、親戚、友人等)が家に上がるということになる。
日本の仕切りの曖昧さが襖や障子である。
あけ放つと広い部屋になり、
大勢の人が集まり 食事の場所になったり、
お酒を飲む場になったり、
寝床になったりする。
閉めているときでも隣の気配を感じられるようにという想いがある。
そこから日本人が大切にしてきた察する心が育まれてきたという。
「言わなくても分かってよ」という文化だ。
今は 「言わなきゃわからないでしょ」 という私がいる(笑)
子供の頃は和室の部屋で、
襖や障子で仕切られた中で成長し、
酔っぱらいのあしらい方や 座敷の人の扱い方を学ぶ、
成長の機会になっていた。
自然に人がコミュニケーションできる空間になっているのだ。
引きこもってなんかいられなかった。
そんな中で大人の世界を感じたものだ。
自分の確固たる部屋がなく
当時は嫌だったけど
ここが日本家屋の良いところだと言われて今気づく。
日本家屋は思いやりを育み
日々の暮らしの中で 慮る心を育てていたのだ。
いつも白か黒と分ける世界ではなく、
曖昧なグレーの世界を作っていた日本家屋。
家は住んでみて年数が経たないと結果は分からない。
西洋の煉瓦造りに憧れていたが、
古民家にも興味がある今日この頃だ。
新築やリフォームを考えているあなたへ
私たち「家ねっと」へ 是非お声掛けください。
あなたの想いを形にするサポートをします。
仕合せな予感がします!!(笑)
今日もツイテル♪ツイテル♪