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新築、リフォームで安全な階段を考えみませんか。

建築担当する堀岡が、本日 家ねっとのブログに『安全な階段』について少々ご紹介させて頂きます。

 

この時期、戸建てのリフォーム・増改築施工が多い時期となります。

そこで広範囲にわたるリフォーム施工時には「階段」というテーマも出てきます。

 

自分は小さい頃、友人と階段でよく遊んでいた事を思い出します。

階段に座りながら本を読んだり、会話のスペースとして利用したりしてました。

20代の初め、直線の階段の上から下まで尻もちをつきながら降りてきた記憶があります。

尾てい骨を打ったからでしょうか、3日ほど 上を向いて寝れませんでした・・・トホホ

 

住宅内でも事故が多いのが、お風呂についで多いのが階段・・・・

年間400件を超える事故が報告されております。

平らなところを移動するのに比べて階段を上がったり降りたりする時の足をあげる動作が苦痛になる時もあります。

 

階段の形状をご紹介します。

通常階段の内法幅は75㎝~80㎝

例えば、80㎝の階段幅に両側に手摺を付けると14㎝ほど必要となり有効幅員は64㎝~66㎝と

建築基準法 階段幅75㎝~ですので 違法となりますので新築の時は建築士と相談しながら進めてください。

歩行が困難な方は、身長1m55㎝ほどの方ですと高さ75㎝の高さに手摺を設けると安心です。

 

建築される時に階段幅も検討の一つにされてはいかがでしょうか。

十分な幅があれば、歩行が困難になった時には、階段昇降機も設置する事ができます。

直線階段はU字階段の約4倍ほどの事故が多いと言われてます。

これは、U字階段の場合中間に踊り場がある為、転落しても落下の距離が少なくてすむためです。

【形状】

階段

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【階段の寸法】

階段の踏み面・蹴上げ 寸法は建築空間の種類によっても違いがあります。

もちろん建物の種類に応じた最小寸法なので、必ずしも昇降しやすい適正寸法ではありません。

・一般住宅の階段の寸法:踏み面寸法は15㎝ あるいは、15㎝以上。蹴上げ寸法は23㎝あるいは23㎝以下

・小学校の階段の寸法:踏み面寸法は26㎝ あるいは、26㎝以上。蹴上げ寸法は16㎝あるいは16㎝以下

・デパート・映画館の寸法:踏み面寸法26㎝ あるいは、26㎝以上。蹴上げ寸法は18㎝あるいは18㎝以下

 

例えば 小さい子供から高齢者の方までが生活される一般住宅を考えると全ての人にとって昇降しやすい寸法ではありません。

 

【階段の素材】

滑りにくい床の材料を選択されてください。

木材も滑りにくい材料には入ります。又、ノンスリップをつけたりするお宅もあります。

スリッパで生活されるかどうかも 考えながら工夫されるといいですね。

カーペットを敷かれるお宅もあります、足音が軽減できます。

 

階段は、他の部屋と比べて自然の光がとりにくく、暗くなりがちですのでリフォームする時に窓を設けたりしては

いかがでしょう。

夜間の照明にも工夫をされてみてください。 フットライトを付けておくと足元を照らしてくれます。

 

階段の照明器具は、高い天井よりつり下げる形のものは、電気の取り替え・掃除等も簡単には

行えない商品も あるので、年齢に応じて選択されてください。

屋外にも玄関前に階段があるお宅もあると思います。

安全対策で新築・リフォームの時 階段・スロープ等の上に屋根をつけると雨・雪の時 片手がふさがっていても

一呼吸おけるのでお薦めします。

※ 室内階段と屋外階段 ちょっとした工夫をご紹介します。

 

階段の図 室内・外

 

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