暮らし方
冬の結露は…
家ねっと代表の中野です。
私はマンション住まいですが、
先日マンションの外廊下でお隣同士の住人の方々が、
結露について立ち話をされていました。
うちのマンションには中廊下がありません。
全ての部屋が外部に面しているマンションです。
もちろん、玄関も全戸外部に面しています。
そのお隣同士なのに、かたや窓には結露がいっぱいで滴り落ちています。
そして、もう一方の御宅の窓には水滴すらついていません。
結露のお家の方は、『おたくはいいわね、うちは結露だらけよ』
と嘆いてらっしゃいました。
結露がない奥様の方は、笑っていらっしゃいました。
さて、皆さん、
同じマンションですから作りに差はありません。
強いて言うなら、
結露がないおたくの方が三面外壁に面しているので結露が出やすいかもしれません。
おまけに、一面には換気口がありませんから。
なのに、なぜ、こんなにも差が出たのでしょうか?
明らかに、換気と温度差の関係でしょう。
結露は、部屋の中の水分が冷たい壁、窓、ドアなどに触れて起きます。
部屋の温度が同じで、
よく換気がされているとおきにくいのですが、
室内の水分量が多くなり、換気が追いつかなくなっても起きます。
我が家は、いつもは夫婦二人、
朝はお弁当を作るので水蒸気が上がり、
夜も夕食の準備やらで水蒸気が出ますが、
普段は結露はどこにも起きません。
もちろん、洗濯物は部屋干しです。
それが、
このお正月休みは玄関ドアに結露がビッシリでした。
原因は、住人の増加です。
お正月で娘家族が帰って来て、総勢15名にもなりました。
呼吸から出る水蒸気だけでも膨大ですが、
洗濯物もいつもの5倍はありました。
結露ができても仕方がない状態です。
でも、部屋の空気はよく回っていたと見えて、
各部屋の窓には少量しか水滴はつきませんでした。
もちろん、クローゼットの中も安心です。
中々良いつくりのマンションです。
では、
同じマンションで結露がいっぱいの御宅は何が原因なのでしょうか?
『うちは煮物が多いから』と奥様が仰っていました。
それもあるかも知れませんが、
一番はその結露がいっぱいの部屋を、
閉めっぱなしなのではないでしょうか?
我が家が15人に膨れ上がった時、
7人の孫たちが走り回るので、
全ての部屋が開けっ放しでした。
各部屋の温度差も少なく、
また、空気がかき回されると水蒸気も逃げやすくなります。
家族が減って、使わない部屋が多くなり、
滅多に開けることもない。
そんな部屋に結露は出来やすくなります。
ちなみに、
我が家で唯一たっぷりの結露が出来た玄関ドア、
原因は玄関ドアの断熱性の低さ、
端的に言うと、ドアが冷たい!のでした。
気密性断熱性が高まると結露は出来やすくなります。
使わない部屋も時々開けて空気の流れを作りましょう。
とはいえ、、
孫たちがすべていなくなりがらんとした我が家、
なんだか寒い感じがして、
開けていた部屋の戸をバタバタと閉めました。
中々、ちょうど良いは難しいですね(o^^o)