リフォーム
間取り、吹き抜け、子育てと。
家ねっと代表で、
エスコートランナー役の中野です。
私には、三人の娘がいますが、
そうのうち、2人が吹き抜けのある家を建てました。
この吹き抜けは、
天井が高い良さと一緒に、
家族、まあ、1番は子どもでしょうが、
その家族を感じる空間でもあります。
もちろん、階段は居間にあります。
私は、この家づくりを聞いた時、
昔、後輩の看護婦が言ったことを思い出しました。
その当時、私は看護婦をしており、
マンションを購入したばかりでした。
『どんな作りのマンションですか?』
と聞かれ、
『玄関を入ったら、右手に一部屋があって、
そして、居間。
他の3つの部屋は、居間に繋がっているのよ。
玄関横の部屋にも、なぜか居間との間に障子窓があるの』
と答えました。
すると、その若い看護婦さんは、
『それは、娘さんにとっては、
あまり良い間取りではないなあ。
わたしは、
居間を通らずに自分の部屋に行きたいと思う』
と言いました。
私はその時、そうかも知れない。
と思いました。
その後、子どもが大きくなり、
マンションを住み替えましたが、
居間を通らずに部屋に入れるマンションにしました。
近頃は、
頭の良い子が育つ家は、
居間を通って、自室に入る家、
吹き抜けがあって、家族を感じられる家、
はたまた、
勉強机がない家などと言われるようです。
家族をかんじるほうが、
安心して学べるという事でしょうか。
確かに、
子どもが小学生までは、
このかたちがいいなあ、
と思いますが、思春期に入り、
一人になりたい時期に入った時、
ちょっと、辛いだろうな、
と思います。と友人に話したら、
『いいのよ、その方が早く家を出たいと思うでしょう』
と言われました。
確かにそうです。
家に家族と一緒にいながら、
好きなだけ一人でいることが許されるなら、
誰も家をでなくなりますね。
なるほどなあ、と思いました。
たかが間取り、
されど、間取りです。
エスコートランナー役の中野でした。