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雪対策
家ねっとの堀岡です。
家ねっとのホームページができあがり、お住まいについて様々な考え方・暮らし方がありますので、建築(新築・リフォーム)をテーマにお考えになる時にお役に立てる様な情報を発信していけるよう心がけて参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。
自分達が住んでおります北海道札幌市では、小さい頃より冬期間の「雪」と慣れ親しみ生活を営んでおります。
雪が降りだすと、歩道に小さな雪だるまを目にする事があります。
いつもその雪だるまを目にすると「小さな手で作ったんだなー」と 気温は低いのですが、心がポッとあたたかくなるんですよね。
さて本日は、「雪対策」についてブログを書きたいと思います。
お住まいを建築される時、土地(敷地)に建物をどう建てるか配置計画をプランします。雪処理をプラン段階でも話し合っていきます。
その話しあわれる内容を少し紹介させて頂きます。
1.屋根の形状
屋根の形状も敷地の関係等で無落雪のお住まいが増えてきてます。
敷地の各方角からの風の向きも情報として必要です。
札幌では区によっても違いはありますが東側の屋根に雪庇・巻きだれができやすいです。
落雪屋根にしますと、屋根にのった雪が落ちてくる時に飛距離が屋根の勾配(角度)により必要となります。配置計画の時に考慮しましょう。
(屋根の角度によりますが外壁から3m~4m 飛距離が必要です)
落雪してきた雪は、どんどん積りますので窓の配置・大きさも考えておき
ましょう。
2. 排雪作業を軽減するには
除雪作業は、日々の生活により行き来が多い例えば
・道路から玄関までのアプローチ
・駐車場スペースと玄関までのアプローチ
・玄関から物置き
の動線(移動するライン)を考えていきます。
駐車場・物置きまでの距離が長いと除雪する距離も多い訳です。
ただし、カーポート・物置等の配置により 室内への陽が入りにくくなったり、視覚が確保しにくくなるという事も合わせて検証され各ご家庭に合った動線プランを立ててみてください。
近隣との関係も重要でありますね。
物置等で圧迫感を与えてしまう事もありますので、お付き合いも考えながら対応されてみてください。
・カーポート(ガレージ等)
カーポートを設置されると、除雪の時間も短縮できます。
複数の駐車が必要なお宅には、2台用のカーポートもあります。
地域により、積雪の量にも違いがありますので雪が吹き込まない様に、ガレージにされた方が除雪作業が楽というお考えもあるかと思います。
カーポートは柱が複数本必要となりますので、立てる位置関係も確認を。
また、雪は見た目より重さがあったりします、カーポート商品は 「耐積雪」 100㎝・150㎝・200㎝等あります。
屋根があるという事は、雪が積りますのでそれ以上を超える積雪の場合は、お休みの時間等利用され雪を下ろす事もちょこっとだけ必要になる時もあります。
そんな時には「いい汗をかいた~」と 一声出してください。
施工期間:3日(アスファルト施工含む)
ご予算:2台用カーポート(アスファルト施工含む) 約68~70万(税別)
■カーポート施工中 ■カーポート施工完了
■カーポート 冬の状況
3. 設備・他
・ロードヒーティング ・融雪機 ・融雪槽 があります。
上記の設置費用、ランニングコストも違いがありますのでライフスタイルの合った設備を選択されてみてはいかがでしょう。
例えば、複数の方が随時 使用される駐車場であればロードヒーティングが女性の気持ちであれば、積雪を気にしなくてもいいので家事・育児に時間を有効に使えます。
燃料を灯油代・電気代がかかりますので狭い範囲のカーポートに向いてます。
融雪機は、本体にバーナーが組み込まれてます。敷地の広いところでの使用をお薦めします。短時間で雪は溶けます。
融雪槽は地中に槽を埋めており、ゆっくりと雪を溶かして排水してます。
1回の融雪料は、融雪槽の大きさの1~2倍ほどです。
排雪業者さんへ委託する方法もあります。
雪処理は、日常生活の事ですので神経質になり除雪作業をし、体調を崩したりしたというお話もよく耳にします。
上手に雪問題、家族の背景・ライフスタイル、年代等で雪対策を切換えをしていきましょう。
春を迎える樹木にとっても、この季節は大切とも樹木医さんより耳にした事もあります。
この季節 春が待ち遠しいですね。