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思い出の置き場所

「家ねっと」広報担当の工藤です。

「家ねっと」のスタッフは、異業種の経営者(女性)で構成しています。
リフォーム現場にはそこに住んでいる人の歴史があるという建築スタッフの話題に
感じいってしまいました。

「柱の傷は一昨年の〜♪」歌にもありますね。柱に残る子どもの成長の跡。
その他いろいろな痕跡は、リニューアルによって見えなくなるんだ〜、と。
でも、見えなくなっても、そう簡単には心からは消えないよね。
と自分に話しかけているワ・タ・シです。

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母が逝って10数年経ちます。
未だに母の個室を「お母さんの部屋」と呼ぶ家族。
母が使っていたタンスや化粧台はそのまま。
家具を整理したら、母の思い出が薄まるような気がして……。

最近、「家ねっと」でリフォームの仕事をさせていただきました。
建築スタッフとエスコートランナーから、仕事の進め方の報告を聞いた時のことです。
依頼者の方の希望をどのように叶えていくかというところで、
物理的なチェンジはしても、そこに住む方たちの思いは残せるのだということを
教えてもらいました。

物を残しても残さなくても、その物にまつわる思い出は、
時間の経過と共に薄まるんじゃなくて、
変化するんだと思うようになりました。

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亡くなった方の電話番号を携帯電話に残したままにしていたのを、
今日、削除しました。

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