エスコートランナー
どんな事にも言えると思いますが。
家ねっと代表で
エスコートランナー役の中野です。
本日は、
真面目な勘違い?のお話です。
私は、
家ねっとでは
エスコートランナーをしていますが、
もう一つの顔は、
小さな会社の副社長。
社員数は16名です。
この会社は技術系で
納期が重なるとものすごーく残業になります。
なので、私は、
20年以上前から、
残業になると
夕食を作って、
『さあみんな、ご飯だよ!
あったかいご飯を食べて、頑張ろう!』
と言ってきたわけです。
ところがある日、
残業を減らすにはどうしたら良いか?
と言う勉強会に行ったのですが、
そこで聞いたのが、
『手作りご飯を作って残業を頑張ってもらうのは、
経営者の自己満足。』
と言うお話でした。
がああああああああああああん。。。
そー言うつもりじゃあないんだけど。
でも、
真剣に経営者が残業を減らそうと思わないと、
残業は減らない!
と言うのにも、
納得し、
そこから、
社員に宣言しました。
夕食は作らないけど、
必要なら買ってくるよ。と。
そうしたらどうでしょう。
みんなにとって、
むつみさんが夕食を作ると
遅くまで残らなければならないと思った。
と言う本音が出たのです。
びっくりしました。
もちろん、
夕食を作らないだけでなく、
残業を減らす取り組みは色々しましたが、
残業は、しっかり減りました。
でも、
遅くなるときは
途中で休んで
何かお腹に入れたい。
という声も
社員から上がりました。
そこで、
生協に行き、
小さな一人用の
冷凍食品を何種類も買ってきました。
賞味期限は来年です。
充分、余裕があるのです。
今まで、
9時をすぎる時は、
夕食を取ってもいい。
と言う決まりでしたが、
それも止めました。
残業になったら、
自分で決めて食べて良いよ。
でも、タイムカードは休憩時間としてね。
と。
残業時間から引きます。
なんだか冷たいようで
気になりました。
うちの社長は、
『やっぱり手作りの方がいいんじゃないか』
と言いましたが、
物は試しです。
ダメだったら、
戻せばいい。
そうしたら、
その冷凍食品の方が、
気が楽なようです。
夜食ですから。
つくづく、
『手作り夕食で残業をさせるのは、
経営者の自己満足!』
と言う学びは、
正しかったと思いました。
世の中には、
良かれと思ってやっていることが、
実は、自己満足であった。
という事も、あるのだと気がつきました。
やっぱり、
副社長には言いにくかったのでしょう。
『手作り夕食より、
早く帰りたい。冷凍食品で夜食はいい。』と。
どんな事でも、
本当にこれが正しいのか?
と言う振り返りは必要だと思います。
エスコートランナー役の中野でした。