家ねっとBlog
夢を実現させる力
こんにちは!不動産売買担当の柴山です。
家ねっとは、中小企業家同友会女性経営者部会の仲間たちで立ち上げたものですが、
先日、女性経営者部会のちょっと早い忘年会がありました。
今年は、「心の贅沢を贈る望年会」と題して、札幌の老舗料亭「川甚」で、
能楽師の角当行雄師をお招きして開催しました。
そして、佐藤あけみ先生による会席料理のマナー講習や芸子さんの踊りもあり、、、、
女性経営者部会の会員は現在約80名ですが、参加者はなんと71名。
男性経営者の方も10名ほどいらっしゃいましたが、ほとんどが女性です。
「川甚」の長い歴史の中で、これほど大勢の女性経営者が一堂に会したことはなかったそうです。
一度、「川甚」で食事をしてみたかった、お能の世界を垣間見てみたかったという方が大勢いました。
私は10年ほど前から角当行雄師に謡と仕舞をお習いしてきました。
当日は、私の拙い仕舞もご覧いただきましたが、角当先生の仕舞「鶴亀」と謡「羽衣」がメインです。
北海道には能楽師はいませんので、お能の世界にふれる機会は少ないですね。
能楽は、室町時代から600年の長きにわたって演じ継がれてきた日本最古の、
そして、日本を代表する舞台芸術です。
能楽は鑑賞するだけではなく、能楽の一部である謡や仕舞やお囃子を学び、
身につけていくことも楽しみのひとつで、多くの日本人が長く親しんできた芸能です。
お能のお稽古を通じて「源氏物語」や和歌などの古典の知識も身につきます。
この望年会の後、角当先生について謡をやってみたいという
申し出をしてきた方が、なんと3人もいました。
能楽師は、このような宴席で仕舞等を演じることは決してしません。
しかし、角当先生は、この企画を快く引き受けてくださいました。
お能を敷居の高いものにしてきたことで、お能を一般庶民から遠ざけてしまった歴史があります。
もっと誰もが楽しめるように、広めていくことも現代の能楽師の役割であると角当行雄師は仰います。
そして、角当先生の夢は、いつかハワイで日系ハワイ人の方々にお能を披露することです。
先生が望むことは必ず実現するので、遠い夢ではなさそうです。
そんなことを考えていると、人生は楽しいですね~♬