暮らし方
自然と共に
こんにちは
インテリアコーディネーターの鈴木いずみです。
半世紀近くを過ごした札幌から、隣の石狩市へ移って5年目になります。
美しい自然・景観・美味しい空気、豊富な農産物、新鮮な海産物etc・・・沢山あります。
驚いたのは、車で5分も走れば貸農園が何か所もある事でした。
以前は休耕地だった所も多い場所で、多くの方が家庭菜園を楽しんでいます。
趣味で畑仕事をしていた父の野菜を、子供の頃から食べて育った私は、あの青臭いトマトやきゅうりの味(家では本当の野菜の味と呼んでいます)が懐かしくなって、早速15坪の畑を借り野菜作りを始めました。
年々欲が出て作物が増え、今では20種類を超えています。
仕事をしながらの畑作業なので行けるのは週に2度位、天候不順や栄養・水分の過不足で枯れたり病気になったりするものもありますが、楽しむ事をモットーにしているのであまり気にしません。
今朝も食卓は、オール畑野菜です。きゅうりと紫蘇の塩もみ、大根おろし、いんげん豆の炒め物、じゃがいものお味噌汁など、大地の恵みの採れたて野菜が並び、これが我が家の元気の素になっています。
特に一日の気温に差が出るこの季節は、野菜の甘さが出て美味しいんです。
種を撒き水をやり、大きくなれば収穫して採れたてを食する、この一連の作業が家族皆の心にも栄養を与えてくれているのだと思います。
畑にいると、色々な事に気づきます。日頃害虫と呼んでいる虫たちが子孫を残す為一生懸命な姿を見て、害虫って何だろう?と疑問が湧いてきます。
人間にとっての害虫は、その虫を食料としている生物もいるし、その虫がいる事で守られている命もある。主役は誰でもない地球で、出来るだけ自然の営みに沿って暮らしたい・・と考えるようになりました。
そろそろ秋大根が芽を出し始めました。季節が変われば天日干しの後、沢庵や醤油漬、粕漬になり。冬の食糧になります。
ここで悩みがひとつ。台所にある床下収納、寒い季節に腰の調子を崩しがちで出し入れに難儀しています。
外の物置に入れてみた年には、吹雪が多く足が遠のきました。
そしてこの季節、私の頭の中はこんな事でいっぱいです。
手軽に出し入れ可能な漬物や果実酒を保存できる場所を造れないかな?
近年人気の雪蔵で良く寝た野菜、家でも造れないかな?
自然エネルギー利用して他にも便利な何か、ないかな?
先人達が辿ってきた生活の工夫に思いを馳せ乍ら、インテリアコーディネーターとして生活者として、地球に優しい提案を増やして行きたいと思っています。