土地について
春ですので「土、地盤」のお話・・・
本日の家ねっとブログは建築担当 堀岡が担当です。
ゴールデェンウィークも1週間後に迫ってきましたね。
旅行の計画も進められていらっしゃる方が多くいらっしゃるかと思います。
皆さん、日本各地の土の色が違う事を御存じでしたか。
日本地図にして土のサンプルを並べると自然な美しい土の色が並ぶんですよ。
その色は、鉄分と腐葉土等が関係しているようです。
各地の気温により、生息できる樹種が変化しますので
針葉樹と広葉樹(葉が毎年落ちます)のバランスによって、土色のグラデーション
を生み出しているそうです。
樹から落ちた葉が栄養となり、土の色に変化をもたらしているそうです。
土といえば、土地。
土地といえば建物を建てる時には、「地盤調査」というテーマがあります。
お住まいを建築する際に敷地の硬さを調査します。
本日は、日頃 目に見えない土の中のお話しを簡単に御紹介させて頂きます。
調査方法は、一般的にスウェーデン式サウンディング試験(SS式)で硬さを調べます。
100キロのおもりの力でねじ状になった先端部を回転させながら土の中へ押し込んでいき、その時の半回転数(Nsw)を測定し支持地盤が何m下にあるかを調査します。
土の種類:砂質土・砂礫(砂と小石)・中間土・粘性土・泥炭 等 層になってます。
データーを元に 深さごとによって最適な工法が変わります。(予算も変化します)
工法には、いろいろあります。
① 表層改良工法 2m以下 支持層が浅さければ表層改良工法
② 柱状改良工法 0.5m~5m程
③ 杭工法 3m以上 の深さの支持層の場合
等々
ご予算と施工状況により、又 敷地の高低差など状況により上記区分に
該当しないケースもありますのであくまでも目安として御紹介させて頂きました。
上記の御相談頂いた土地は、支持地盤が約1.7Mの所にある事がデーターより分かりました。
地盤改良が必要との結果に基づき 杭工事か その他の改良工事を選択する事になりました。
杭では不向き(支持地盤が浅い為杭の無駄が出るなど施工性が悪い)な為
柱状改良(下記工法)としました。
柱状改良は
コンクリート杭よりひと回り大きな円い穴を約1間間隔で地面に開け、そこに土と固化剤の入ったセメントミルクを混ぜて注入し、固化して柱状改良体を形成します。
建築する土地の『近隣データー』も調査機関にありますので 一つの参考とされるのも建築総予算を検討される折の参考にされてみてください。
お住まいの基礎部分・土台を安定させ保つ為に 見えない地盤も検査をして
進められていることをご紹介させて頂きました。